オゾン(OZONE)は、ギリシャ語のOzein(におう)からきたもので、紀元前からその存在が知られていました。オゾンO3は酸素O2に似た気体で、何かに触れると瞬時に分解反応を示し酸素に戻り、そのとき強力な酸素力で脱臭と殺菌の作用を行います。従って残留性がなく環境に優しい気体です。

オゾンは、酸素原子3個が結合角127度の二等辺三角形状に結合した分子構造を持ち、安定な酸素O2にもう1個余分の酸素原子がくっついた不安定な状況にあり、自然に分解して酸素にもどる特性があります。
(O3→O2+O)

このとき放出される1原子の酸素(活性酸素)は酸化力が強く、カビやバクテリアの繁殖をおさえたり、悪臭成分ガスと容易に酸化反応し、滅菌、脱臭に非常に有効的です。

また、短時間のうちに、再び酸素にもどるので、塩素系の薬剤と比べるとトリハロメタン等の毒性の高い反応生成物も発生しません。

2次公害のない、安全な滅菌剤として、より一層の多岐多用にわたる実用化がすすめられています。
   

 

 
 
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